今回は、前回に引き続き足腰の老化を防ぐ生活習慣の“予防方法”についてお話していきます。
足腰の健康を維持する為には、以下のポイントが重要です。
①タンパク質の摂取・・・タンパク質は足の筋肉を維持する為に必要です。
魚やお肉、納豆などのタンパク質豊富な食品を摂取しましょう。
②ビタミンDの摂取・・・ビタミンDは骨の強化や筋力の維持にとても大切です。
日光浴や食事からビタミンDを摂取しましょう。
③運動と筋肉量の保持・・・適度な運動と筋肉量の維持が重要です。
ウェイトトレーニングや筋トレなどのトレーニングを行いましょう。
ご自宅で手軽にできる運動をご紹介します。
①クォーター(1/4)スクワット
⑴足を肩幅に開いて立つ
⑵3秒くらいかけて、膝を45度(直角の半分)まで膝を落とす
⑶3秒くらいかけて、膝を伸ばす
⑷体力に応じて10回~20回繰り返す
②かかとを上げる運動
⑴壁に両手をついて(もしくはイスの背を持ち)立つ
⑵かかとを上げて爪先で体重を支え、頂上でいったん止めてから戻す
⑶20~30回繰り返す
これらの生活習慣を実践することが、足腰の老化を防ぎ、健康的な生活を送ることに繋がっていきます。
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今回は加齢とともに足腰が弱くなる原因にお話しします。
足腰が弱くなる原因はいくつかあります。
1.加齢による筋力とバランスの低下
年齢が高くなると、立ったり歩いたりする機能が衰えていきます。特に下肢の筋力やバランス力が低下しやすくなります。
女性の方が男性よりも加齢による筋力低下の影響を受けやすく、男性は80歳代でも女性の40歳代と同程度と言われています。
2.運動器の病気
足腰の弱りは、運動器(からだを動かす仕組み)の病気によることもあります。以下に代表的な病気を紹介します。
・変形性関節症→膝や股関節の変形性関節症は足腰に影響を及ぼします。
・骨粗鬆症→骨密度が低下し、骨折しやすくなります。
・変形性脊椎症→脊柱の神経圧迫を伴う脊椎症です。
これらの原因によって、足腰の痛みや動きの範囲の狭さ、筋力低下、麻痺、しびれ、骨折、体の硬さ、バランスをとる力の低下が起こります。
足腰が弱くなるのを防ぐためには、食事や運動などが大事になってきます。
次回はその予防方法を詳しくお話していきたいと思います。
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今回は、前回の原因編に続き予防編ということで、自宅でできる予防体操を紹介します。
1.猫のポーズ
手と膝を床につけ背中を丸めたり反らせたりする動きです。
背骨の柔軟性を高める体操です。
2.ブリッジ
おしりと背中の筋肉を強化します。
背筋が弱くなると体を反らすことができなくなり、背骨が動かなくなることで椎間板にも骨にも老化が進行します。
仰向けに寝て膝を曲げて足の裏を床につけてお尻を持ち上げます。
3.プランク
体幹の強化をします。
うつ伏せになり、肘とつま先を床につけて体を持ち上げます。
頭からかかとまで一直線になるようにします。
これらの体操を日常的に取り入れることで、脊椎変形を予防しましょう。
体操できないほど弱っている場合は、定期的な健康チェックを受けて、骨密度の低下・姿勢の悪化を発見し、適切な対策をしましょう。
予防するには正しい姿勢を保つ心がけや、定期的な筋力トレーニングが大事になります。
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老化に伴う身体の変化(脊椎変形)は避けられない現実です。
この背骨が変形すると腰痛・肩こり・姿勢の悪化など日常生活に影響を及ぼすことがあります。
脊椎変形の原因について説明します。
1.椎間板の老化
脊椎は椎骨が椎間板というクッションの役割をする組織によってつながれています。椎間板の老化がすすむと、椎間板内の水分が失われ乾燥し弾力が失われることで、クッションの役割が低下します。これにより椎間同士がぶつかり変形しやすくなります。
これを予防するには、椎骨と椎骨の間を開くようなストレッチをして椎間板の水分を増やします。
2.骨密度低下
骨が弱くなり骨粗鬆症がすすむと、脊柱を支えられなくなり変形しやすくなります。
骨の健康維持にはカルシウム・ビタミンDが大切です。ビタミンDはカルシウムの吸収を助けます。日光浴をすることでビタミンDが皮膚で生成されます。
3.筋肉の衰え
背骨まわりの筋肉の衰えによって、脊柱にかかる負担が増え姿勢が悪化すると変形が進行します。
予防するには正しい姿勢を保つ心がけや、定期的な筋力トレーニングが大事になります。
次回は“脊椎変形の予防体操”を紹介したいと思います。
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体内の毒素は、環境、食品代謝、微生物、内因性要素など多様に存在します。
①環境毒素・・・・・重金属、化学物質
②食品毒素・・・・・添加物、加工食品
③体内で生成される毒素・・・・・代謝産物、酸化ストレス
④微生物由来の毒素・・・・・内毒素(エントリトキシン)
外毒素(エキソトキシン)
⑤内因性毒素・・・・・ホルモン過剰または欠乏(エストロゲン・コルチゾール)
これらの毒素を排出するためには、肝臓や腎臓などの解毒器官が重要な役割を果たします。
体内に溜まった毒素を放っておくと、風邪をひきやすい、頭痛をおこしやすい、肩がこる、疲れやすい、便秘・下痢になりやすい、むくみやすいなど、身近な体調不良に繋がり、それが後々大きな病気へと繋がっていきます。
そうならないために、日々の生活でできることをしていきましょう。
以下のことが、体内の毒素の排出を助け、健康を維持するのに有効です。
1.生活習慣の改善
2.バランスの取れた食事
3.適度な運動
4.十分な水分摂取
5.良質な睡眠
簡単なようで、案外難しいかもしれませんね。
カイロプラクティック公和では、N.A.E.T(アレルギー除去治療)により、内臓の機能を上げたり、毒素を排出しやすい体づくりの治療を行っております。
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近年、欧米などで注目されているWFPB(ホールフード=生鮮食品丸ごと、プラントベース=植物由来の食品)食事法について紹介します。
名前の通り、植物性の全ての食材を中心とした食事法です。
具体的には、果物・野菜・穀物・豆類・種子などの植物性食品を積極的に摂取し、動物性食品(肉・魚・卵・乳製品)や、加工食品(砂糖・加工油脂)を極力避ける食事のことです。
この食事法は、多くの研究で、健康への良い影響が示されており、特に以下のような病気の予防に役立つことが知られています。
1.心血管疾患
食物繊維・抗酸化物質・カリウム等により、血圧・コレステロール値が改善されます
2.糖尿病
植物性食品は低GI(グリセリックインデックス)であり、食物繊維・マグネシウム等が血糖値を改善させます
3.肥満
植物性食品は低カロリーであり、食物繊維が満腹感を促進し過食を防ぎます
4.がん
植物性食品に含まれる抗酸化物質ファイトケミカルが細胞をダメージから保護し、がん発生リスクを低減させます
ただし、個々の健康状態やニーズに応じて適切な食事プランを立てる必要があります。
全て実践することは難しいかもしれませんが、少しずつ生活に取り入れて、健康的な生活が送れるとよいですね。
(『チャイナ・スタディー最新改訂増補版 世界最高峰の栄養研究が解き明かした「食事」と「健康・病気」の関係』T・コリン・キャンベル著より)
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「春眠暁を覚えず」と言われるように、春は眠気を感じやすい、という方もいるのではないでしょうか。
睡眠は健康を維持する為に、とても重要です。
睡眠はストレス軽減や疲労回復にとどまらず、情報・記憶の整理・定着、ホルモン分泌や免疫力増加による身体組織の修復、自律神経の調節、生体リズムの調節などにも関係しています。
睡眠には、脳から毒素を排出するシステムがあります。
脳内には神経細胞とその働きを助けるグリア細胞と呼ばれる細胞があり、その間には脳脊髄液が流れています。深い眠りの時(ノンレム細胞)にグリア細胞が縮小し、神経細胞の間の隙間が広がり、脳脊髄液の流れが増加し、リンパのように老廃物・有害たんぱく質を洗い流して脳外へ排出しているのです。そして、脳内のバランスが悪いと脳の老廃物排出がうまくいかず、アルツハイマー型認知症を発症する原因につながる可能性があると考えられています。
自分でできる、睡眠の質を上げる方法をご紹介します。
1.毎朝、同じ時間に起きる
体内時計をリセットさせることで、毎日同じ時間帯に眠くなり、睡眠ホルモン「メラトニン」が分泌される等、身体が眠るための準備を始めます。
2.太陽の光を浴びる(朝日)
太陽の光を浴びると、別名「幸せホルモン」と呼ばれる「セロトニン」が活性化します。セロトニンは睡眠ホルモン「メラトニン」を分泌するための材料となります。
3.睡眠に適した環境づくりをする
睡眠に良い寝室内の温度は、夏は25~26℃程度、冬は22~23℃程度、湿度は一年を通して50~60%が適切とされています。
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日本では4千万人もいる国民病の花粉症ですが、その原因は免疫の暴走だと言われています。
この免疫の暴走を抑制する細胞が‘‘Tレグ細胞”です。
Tレグ細胞を体内で増やすことができれば、花粉症などのアレルギー反応が抑えられると言われています。Tレグ細胞を増やす物質は食事で摂ることができます。
Tレグ細胞は、大腸内で酪酸菌の働きが活発になることで増加します。
酪酸菌は、そのエサであるフラクトオリゴ糖を含む水溶性食物繊維を摂取することで、増やすことができます。フラクトオリゴ糖が多く含まれる食材は、ごぼう・玉ねぎ・にんにくなどです。
水溶性食物繊維は食べてから2~3時間で小腸から大腸へ達します。
大腸内でフラクトオリゴ糖→酪酸菌→Tレグ細胞が作られるまで1時間かかります。そして、そこから全身に行き渡るまで1時間かかります。
つまり、これらの食材を摂取してから4~5時間後には花粉症の症状が改善されるのです。
ただし、無尽蔵にTレグ細胞が作られるわけではありません。そして、これらの食品を摂取し続けるのは現実的ではありません。
花粉症は起床時に症状が強く出る方が多いので、夕食時に摂取するなど、効果的に摂取できるといいですね。
毎日の食生活に、フラクトオリゴ糖が多く含まれる食品(ごぼう・玉ねぎ・にんにくなど)を取り入れて、花粉症シーズンを乗り切りましょう!
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この度の「令和6年能登半島地震」により被災された皆さまへ心よりお見舞い申し上げます。
被災地の皆さまの安全と、一日も早い復旧・復興をお祈り申し上げます。
気持ちが不安定になりがちなときに、リラックスできる方法を紹介します。
1.不安な気持ちや感情的になった時、過去の嫌なことを思い出して前向きになれないときに行う方法
①片方の手(どちらの手でもよい)を縦向きにし、みぞおちにかかるように置く(指の先は頭 側、手のひらは体の外側に向け、小指側をみぞおちにつける)
②反対の手の手のひらを下向きにして頭頂に置く
③ストレスになっていることや辛いことを思い浮かべて、気持ちが楽になるまで手を置いてお く
④自分の脈が胸のところと頭頂と同調するようなイメージで行う
2.過去のストレスを解消し、現在の考える力を取り戻す方法
①額と後頭部に両手(どちらの手でもよい)の手のひらをそれぞれ当てる(前頭葉と後頭葉をあたため、血流をよくする)
②自分の脈が額と後頭部と同調し、頭がスッキリするまで行う
どちらの方法も、気持ちが楽になるまで行うとよいでしょう。
日常生活に取り入れることで、どんな時でも、自分で自分を落ち着かせることができます。
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新年あけましておめでとうございます。
新しい一年が始まり、新たな希望と喜びが皆様の心を満たしますよう、努力していく気持ちであります。皆様の過去の経験から学び、新たな挑戦を楽しみ、笑顔に満ちた素晴らしい時を過ごすことを願っております。
皆様にとって健康で幸せな一年でありますように、お互いに支え合い希望と勇気をもって素晴らしい未来への道を歩んでいけるよう、心からお祈り申し上げます。
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近頃、鼻水・くしゃみが出る、という方もいるのではないでしょうか。
その鼻水!風邪ではなく、花粉症かもしれません!!
秋花粉は主に秋季に発生する花粉のことで、ブタクサ・ヨモギ・カナムグラ等の花粉があります。症状はくしゃみ・鼻水・鼻づまり・目のかゆみ・目の充血などがありますが、個人によってそれぞれ異なります。
秋の花粉に反応する人は、メロン・キウイ・バナナ・トマト・スイカなどに注意が必要です。これらの食品に含まれるタンパク質が花粉と類似した構造を持っている為、食品アレルギーを引き起こす可能性があります。
この反応を「交差反応」といいます。花粉症の10人に1人の割合で発症すると言われています。果物や野菜を食べた後に、口の中がイガイガ・ヒリヒリしたら交差反応かもしれません。これらは、「口腔アレルギー症候群」とも呼ばれています。
症状が軽いからといって、食べ続けたり放置していると、蕁麻疹や皮膚症状・腹痛・下痢等の症状がでることもあります。
当院では、N.A.E.Tによる花粉症に対する施術を行っています。
秋の花粉症、口腔アレルギー症候群でお悩みの方は是非一度、ご相談ください。
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「最近、もの忘れがひどい」「頭の回転が鈍くなった気がする」という方もいるのではないでしょうか。近年の研究で、脳の老化は「脳のゴミ」とよばれるアミロイドβタンパク質が深く関係していることがわかりました。この脳のゴミを取り除き、蓄積しないようにする成分を凝縮したのが「脳のおそうじスープ」です。
今回はその脳のおそうじスープの“素”の作り方をご紹介します。
材料(約8杯分)
・トマト - 大1個(200g)
・蒸し大豆・くるみ - 各50g
・桜えび - 10g
・すりごま - 大さじ3(18g)
・ツナ缶(ノンオイル) - 2缶(140g)
・塩 - 小さじ1(6g)
・中濃ソース - 大さじ1(18g)
・こめ油 - 少々
包丁いらずで簡単!材料を混ぜて揉むだけ!作り方は4ステップです!
①トマトをおろし金ですりおろす。
②蒸し大豆とくるみを保存袋(大)に入れてくるみを砕きながら揉む。
③2に1とその他の材料を入れる。
④揉み混ぜてから平らにして冷凍保存する。
スープの素の食べ方はこちら↓
①冷凍保存したスープの素(60g)を割ってうつわに入れる。
②熱湯(150㎖)を注ぐ。
③こめ油を少々垂らして完成!
「1日1杯脳のおそうじスープ」脳神経内科医 内野 勝行 書 より抜粋
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頭痛や首の痛み、頭のバランス障害、飲み込みにくい、呼吸がしづらいなど、これらの症状は、第一頸椎の異常によって引き起こされる一般的な症状です。
頸椎は7個あり、頭蓋骨の下から第一頸椎~第七頸椎まであります。第一頸椎は最初の骨であり、非常に特殊な役割を果します。
1.頭部の支持
頭部が正常に保たれるのを助けます。視線や姿勢の制御が可能になります。
2.首の可動性
日常生活やスポーツでの首の動きが可能となります。
3.脳幹の保護
第一頸椎は脳幹を包み込むように位置しており、脳幹の一部を保護します。
4.呼吸と嚥下の制御
頭部の異常が頭部のバランスに影響を与えることがあり、めまいや立ちくらみの症状が現れることがあります。
頭部のバランスは、視覚・平行感覚・姿勢制御そして頸椎周囲の筋肉と神経の連携によって維持されています。
頸椎の正常な機能は、頭部を適切に支えバランスを維持するのに不可欠です。頸椎に異常があると、頭部の姿勢が崩れたり、バランスが悪くなったりする可能性があります。
交通事故・転倒などで、頸部を痛めた場合には適切な処置または治療が必要となり、放置すると症状が続くことがあります。
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気象病についてご存知ですか?
気象病とは、気温や気圧などの天気の変化によって、体や心に不調が出ることを言います。頭痛やめまい、関節痛や筋肉痛、疲労感、気分の落ち込みなどがあります。
気象病の原因は、天気の変化によって自律神経のバランスが崩れることや、内耳にある気圧を感じる部分が刺激されることなどが考えられています。
しかし、まだ詳しいメカニズムはわかっていません。現在も、気象病の予防や治療に関する研究が進められています。
気象病になりやすい人は、ストレスが多い人や睡眠不足の人、運動不足の人などです。また、高齢者は体力や免疫力が低下しているため、気象病になりやすくなります。
そこで、気象病を防ぐためには、以下のことを心がけましょう。
・天気予報をチェックして、気温や湿度などの変化に備える
・水分や栄養をしっかり摂って、体調を整える
・適度な運動やストレッチをして、血行を良くする
・暖かくしたり冷やしたりして、体温調節をする
・リラックスできる趣味や音楽などを楽しんで、ストレスを解消する
気象病は、天気だけではなく、生活習慣や心理的な要因も関係しています。自分の体と心にあった対策を見つけて、健康的に過ごしましょう。
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年を重ねると筋力が弱くなってきますが、特に腹筋が弱くなると、姿勢を保持することが
できなくなったり、腰痛の原因になったり、転倒しやすくなったりします。
腹筋が強いと体幹もしっかりするので、転倒防止や便秘の改善になります。
ですが、腹筋の体操には注意が必要です。
上向きで寝て体を起こすような腹筋運動すると、腹筋以外の筋肉を使うので逆に腰痛を悪化させてしまいます。大事なのは下部の腹筋なので、へそより下の腹筋を鍛えることが重要です。
座ったままでも鍛えることが可能です。
高齢の方でも簡単に行える方法を紹介します。
①椅子に座り、足は肩幅程度に開きます。
②両方の太ももを少し持ち上げます。
③後ろに倒れないところでそのままキープします。
お腹の下部を意識することで効果が大きくなります。
両足を上げるときに体が後ろに倒れてしまうと、腹筋は働かないので、高く上げる必要はありません。また、足の筋肉を使って持ち上げてしまうと、腹筋に効果がないので、腹筋だけを使って持ち上げるということを意識します。
腹筋が弱い方だと足は上がりにくいと思います。それでも大丈夫なので、お腹の筋肉で持ち上げるという意識があればお腹は収縮します。それをするだけでも腹筋は使えています。
足が上がらなくても、1センチでも足を浮かせれば効いています。最初は、足を持ち上げて3秒行うだけで効いてきます。
重要なのは習慣なので、継続してやることが大事です。
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「炎症」と呼ばれる症状が、あらゆる健康トラブルを引き起こしたり、老化を促進するものであることはご存知でしょうか。
例えば転んで膝に怪我をした時に、擦りむいた皮膚が充血して赤くなり熱を持ち痛みを感じます。このような比較的早期に終息するような炎症を「急性炎症」といいます。
しかし、組織の障害が長期間に及んでいたり、炎症の原因となる異物や刺激がなかなか排除されないと、やがて炎症が長引いた「慢性炎症」の状態に陥ります。この慢性炎症が老化の進行に影響していると言われています。
そして、食事の内容によって、慢性炎症が起こりやすくなったり、抑制しやすくなったりすることがあるとされています。
炎症を抑える食べ物として、
①穀物、野菜等の食物繊維が豊富な食材
②青魚、サーモン、ナッツ、アボカド、オリーブオイル等の良質な脂肪・オメガ脂肪酸が豊富な食材
③オレンジ・レモン・ベリー・レッドオレンジ・トマト・ほうれん草等、抗酸化物質であるビタミンC・ビタミンE・βカロテンを含む食材が挙げられます。
注意点として、油は高温になると酸化し炎症を引き起こす物質を生成するので、揚げ物など高温調理を控えることが大切です。
また、糖分や加工食品は炎症を引き起こす可能性があります。人工甘味料は低カロリー飲料やダイエット食品などで使用されていますが、頭痛や消化器系の問題を引き起こしたり、肥満や2型糖尿病のリスクを増加させる可能性が示唆されています。
普段の食生活でこれらの事に注意すると、老化の予防につながります。
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なかなか時間が取れなくて運動ができず、体が重くなってきた人にオススメの、1分で基礎代謝を上げる方法をご紹介します。
代謝は大きく分けて3つあります。
1.生活活動代謝 →体を動かすことによるエネルギー消費です。
体を動かせば動かすほど、代謝がアップされます。
2.食事誘発性熱産生 →食べることにより、内臓が活発に動き、エネルギーが消費されます。
3.基礎代謝 →何もしないでじっとしていても行われるエネルギー消費です。睡眠時代謝と
いって眠っている時も代謝を行っています。
最もエネルギーを必要とするものが基礎代謝で、全エネルギーの60~70%を占めています。生活活動代謝が約30%、食事誘発性熱産生が約10%と言われています。
基礎代謝は起床時には低く、昼過ぎにピークを迎えるまで上昇していきます。
この基礎代謝が低い、朝起きた時間に軽い運動をして生活活動量を増やしておくと、基礎代謝も刺激され、1日の代謝量が増加すると考えられています。その差はわずかであっても、毎日コツコツと維持することで、エネルギーを消費しやすく、体脂肪がつきにくい体質が出来上がっていきます。
筋肉を1㎏つけるのは大変です。しかし、筋肉が1㎏増えても、1日の基礎代謝はわずか50キロカロリー程度しか増えません。もちろん筋肉をつける事は大切ですが、どんなに頑張って筋トレをしても、一晩でいきなり筋肉がつくなんてことはありえず、大変な労力と根気が必要です。
そこで動かす良いオススメの部位があります。それは肩甲骨周辺です。
肩甲骨周りには、「褐色脂肪細胞」という脂肪の燃焼を助けるはたらきを持つ細胞があります。肩甲骨をストレッチすることで褐色脂肪細胞を刺激することができ、細胞のはたらきを促進して、基礎代謝を上げて痩せやすい体を作ります。
なかなか時間が取れない人は、まずは朝の1分だけ体を動かしてみましょう。
1日の代謝を底上げし、体脂肪の燃焼をより促進させることができます。
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肺を鍛えることは肺の呼吸力を回復させると同時に、全身の健康状態をよくします。そして、あらゆる病気の予防となります。その理由は、自律神経のバランスが整い全身の免疫力が高まるからです。
人は呼吸と食べ物からエネルギーを生み出しています。食べ物を気にする人は多いですが、呼吸を気にする人は少ないと思います。しかし、栄養は数日間摂らずとも生きていけますが、呼吸で取り入れる酸素は不足するとすぐ死んでしまうほど大事です。
死ぬほどではなくても、全身の細胞が酸素不足になると、冷え性・むくみといった辛い症状が現れたり、自律神経のバランスが崩れたりします。そして、集中力低下といったメンタルトラブルや、認知症の一因になることもあります。
また、血流や腸内環境にも不具合を生じ血管・内臓の疾患を起こしたり、腸に7割生息している免疫細胞の働きも悪くなったりします。このように、健康的な生活をするうえで呼吸は非常に大切です。
そして、呼吸筋を鍛えることにより肺の機能は何歳になっても高めることができます。
例えば、体を丸くした状態にして息を吐ききって息を止めていると、腹筋が収縮する感覚を感ずることができます。そうすると、お腹がへこんでいくのが分るでしょう。
吐く筋肉(呼吸筋)を鍛えることで、酸素を全身に送り自律神経のバランスを整えることにつながります。深い呼吸をすることで、免疫力・自律神経・肺機能・全身の筋骨格に良い影響を与えることができるのです。
1日1回でも、深く呼吸することを意識して、最高の体調を目指しましょう。
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股関節は人間の体の中で最も大きな関節で、立つ・歩く・座る・走るという日常の基本動作を担っている重要な関節です。股関節が硬いと、健康面にも美容面にも大きな影響が生じる可能性があります。
股関節は複数の筋肉が関係しているため、どれかひとつでも硬いと股関節が硬くなります。長時間のデスクワークなどで同じ姿勢で過ごすことが多いと、股関節に関与する筋肉の緊張が起こり、股関節の可動域が狭くなります。また加齢により筋肉や血管が硬くなると、関節の軟骨のクッションがすり減り、柔軟性が低くなります。
では股関節が硬くなるとどのようなことが起こるのでしょうか。
・腰痛や膝痛を起こしやすい(あぐらをかけない、しゃがめない、正座できない 等)
・怪我をしやすい
・太りやすい
・足がむくみやすい
・疲れやすい
・からだ全体に歪みが生じやすい
股関節を柔らかくするためにはストレッチが有効です。
踏み台やイスを用いたストレッチをご紹介します。
1.つま先を前に向け、両足の間隔を少し開けて踏み台やイスの前に立ちます。
2.片足の足を踏み台やイスの座面の上に置きます。
3.背筋を伸ばしたまま、胸を前脚の膝に近づけます。
4.1.に戻り、反対も同様に行います。
ストレッチは毎日続けるということが一番大切です。
正しいストレッチ方法で、健康のために毎日コツコツと股関節を動かすことを是非行ってみましょう。
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今回は、精神的に不安定になるときに関連する体の部位についてお話します。精神的に不安定になると、様々な部位が関係してくると思いますが、今回はその中でも、副腎と耳についてお話ししたいと思います。
1)副腎
副腎は腎臓の上にある臓器のことです。この副腎は私たちの生命維持には欠かせないホルモンを50種類以上も産生分泌しています。副腎はステロイドホルモンを分泌することで、栄養素の代謝、ストレスコントロール、体内の水分と電解質の調整など様々な働きをしています。
副腎の働きが悪くなる(副腎疲労)と、副腎から分泌されるホルモンの量が減り、ストレスに対する耐性が弱くなってしまいます。
副腎疲労を引き起こす食品は、①乳製品②白い砂糖③小麦粉などがあります。
毎日たくさん摂ったり、常習的に摂取したりしていると副腎に負担をかけ、働きを悪くしてしまいます。副腎疲労は様々な症状がありますが、不安症状もその一つです。
2)耳
耳は自律神経が密集している部位です。
耳の裏側は交感神経に関係していて、耳の内側は副交感神経に関係しています。
耳には自律神経を刺激する穴がたくさんありますので、不安・だるさ・動悸・無力感・頭がボーっとするなどの自律神経症状に耳を刺激すると効果があることがわかっています。
簡単にできる耳揉みの方法をご紹介します。
①両耳を持って外側へ10秒間引っ張る
②両耳を持って全体を10秒間マッサージする
③つまんで痛みがあるところを5秒間つまむ
※耳揉みをすときの注意点
・力を入れすぎないようにしましょう。
・強い痛みを感じたら中止しましょう。
・耳と手、どちらもなるべく清潔な状態で行いましょう。
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